頭に電極………?マジで?!

大佐です!
今回の投稿では私が「実際に体験した治療」をお話しさせて頂こうと思います。

(´・ω・`)「タイトル………なんなん………」

と思った方々が大多数だと思います。
順を追ってお話していきますので最後まで読んで下さいね。

では始めていきましょう!

てんかんを正しく診断して的確な治療を行うためには、いろいろな検査が必要です。

[脳波検査]は、脳細胞の電気活動の乱れを知るのに役立ちます。検査は、頭皮に電極を貼って眠っている間に終わります。痛みは全くありません。脳波検査の前に日頃飲んでいる薬を中止する必要はありません。症状の経過を見るために、脳波を定期的に検査することが必要です。どの程度の間隔で検査が必要かは、主治医が判断します。

脳腫瘍・脳の奇形などの様々な脳の病気からてんかん発作が起きることがあります。これらの隠されたてんかんの原因を調べるために、CTやMRI、SPECT、脳磁図などの検査を行います。

[CT検査]は、X線とコンピューターを利用して脳の断面を画像に表す検査です。身体を横にしてじっとしているだけで検査は終わります。痛みは全くありません。

[MRI検査]は、磁力線を用いて脳の断面を画像化するものです。CT検査同様、身体を横にするだけで苦痛なく検査が行えますが、CT検査よりも時間がかかります。MRI検査で用いる磁力線には全く害がありません。ただし、心臓にペースメーカーが入っていたり、手術などで頭のなかに金属の入っている患者さんなどでは、MRI検査が行えないことがあります。検査の前に簡単な質問を行います。質問には正しく答えて下さい。

[SPECT(スペクト)検査]は、脳の血流量を知るための検査です。一般に、発作の源(焦点)になっている部位では普段から血流量が少なく、発作の時に急に増加するので、この検査で発作の焦点部位を 推定することができます。ごく弱い放射線を含む薬剤を使いますが、安全性は確立しています。

[脳磁図(MEG)検査]は、脳波の棘波に伴い発生する磁気を記録する検査で、棘波の発生源を精密に知ることができます。結果は、患者さんご自身のMRIの画像上に示されます。脳波検査も同時に行います。痛みはまったく伴いません。

[血液検査]は、薬の副作用を調べるために定期的に行います。
てんかん薬は長期間にわたって服用するため、自・他覚症状がなくても、貧血や肝臓の機能のチェックが必要です。また、抗てんかん薬の投与量が適当かどうか、血液中の濃度の検査も行います。投与された薬の量が適当なのか、過剰あるいは不足しているのか、ひとりひとりの体の状態に合わせて治療計画を立てます。血中薬物濃度は、服薬してから採血するまでの時間によって著しく変化する薬がありますので、指定された時間に採血できるよう協力してください。

「あ、俺(私)もこの検査やったよ。」という方がいらっしゃるかもしれません。
そして私も上記の検査をすべて受けています。

もしかしたらこの投稿を見て、

「へぇ~こんなことすんのかぁ………」とか、
「どこに行ったらこんなに検査を受けられるんだよ。」とか思われる方々がいらっしゃるかもしれません。

ネットで検索してみましょう!

因みに私は、静岡てんかん神経医療センターにお世話になっておりました。
というか今後もお世話になります。

さてさておまちかねの「タイトル」についてですが、お察しの通り[脳波検査]のことです笑
頭皮に電極を取り付けるんです、初めてやったときは衝撃でしたね。

今回の投稿をご覧になって頂いた方々の頭の中に入れておいて欲しいのは、

「治療するには手順があり、検査があり、ケアがある」

と言うことです。
風邪のように「寝てれば治る」という物では無いので楽観視できませんが治す見込みは充分あります!

長々と書きましたがここまで読んでくださってありがとうございました!
またよろしくお願い致します!

私達の生態系

大佐です。

タイトルがテレビ番組風になってしまいましたね笑
何故こんなタイトルなのかと言いますと、

てんかんってだけで違う生き物のように見られてしまう」

という謎事件が後を絶たないからですね。

(ブログ書いてる本人が違う生き物だと勝手に被害妄想してるだけちゃうの?)

と思われた方々が大多数だと思いますf(^_^;
ですが、実際の所「俺(私)、実はてんかんなんだよ」と打ち明けられたらどうですか?

「おぉ!まじか!それ俺(私)もなったことあるよ!あれしんどいよねぇ~。」

なんて言って共感出来ませんよね。
だっておいそれと患って、すぐ完治できる病気ではないから。
てんかんだと打ち明けられても、

「お、おう。」とか、「あー、なんか名前は聞いたことある。」とかそう言った反応になってしまいますよね。

仕方ないですよ。
認知度が低いんですから。

では私がこの投稿をご覧頂いてくださる方々に言いたいのは、

てんかんを抱えている人達は「共感」してくれる仲間が極端に少ない、「理解者」が少ないということです。

でも理解を強要するわけじゃないんです。
何故なら私達も「健常者」だった時があったりしたのです。
健康な身体と脳で遊び、学び、そして「病気」への見方も現在とは違った。
てんかんという「病気」を患った事で、

身体に病を抱えながら生きる方々の力強さ、障害を抱えながら未来に絶望せず歩み続ける方々の心の強さを知りました。

※生まれつきてんかんを持っている方もいらっしゃいます。てんかん患者の全員が「健常者」から始まったわけではありません。

この投稿をご覧の方々の頭にいれておいて欲しいのは、

てんかんってごくごくありふれた病気なんだ。」

と言うことです。
症状が色々あるだけです。

今回はここまでにしておきましょう。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
またよろしくお願い致します!

私の日常

大佐です。

今回の投稿をご覧頂いてありがとうございます!

今回の投稿では「てんかん」を抱える私の日常をお話しさせて頂こうと思います。

この投稿をご覧の方々の中で、「身近にてんかんを患う人がいる」とか、「ご自身がてんかん」とか、「たまたま目に止まった」という方も是非最後まで読んで下さいね。

では、本題に入っていきます。

私の1日は「朝食後の服薬」から始まります。
そして仕事に行くなり、休日なら遊びに行くなりになりますね。

私は「昼食後の服薬」は無いのですが、人によっては昼食後に服薬される方もいらっしゃいます。

そして夕食ですね。
「夕食後の服薬」も忘れてはいけませんね。

さて、ここまでざっくりと書いてきましたが、
あくまでこのブログを書いてる「私」の生活なので世の中のてんかん患者の方々が皆同じと言うわけではありません。

しかしながらこの広い世の中では、てんかんに対してのイメージがあまりよくないです。

皆さんが風邪をひいたりした時は、お薬等を飲むと思いますが、私達「てんかん患者」もそれと同じなんです。
自分が「なんかよくわからん病気になった」という認識であったとしても、薬を飲むことには代わりは無いんです。

この投稿をご覧になった方々の頭の中に入れて頂きたいことは、

「病気は誰でもなる!てんかんもガンも等しく病気!」

ということです。
ここまでこの投稿を読んでくださってありがとうございました!
またよろしくお願い致します!

隠して生きる

大佐です。
今回も私の投稿をご覧頂いてありがとうございます。

今回の投稿は私の過去の話しになります。
私は、12歳の頃(中学1年生)にてんかんを発症したのですが当時の私は、

てんかんって何?おいしいの?」

くらいしか思ってませんでした。
だって聞いたことなかったですし………f(^_^;
学校で意識を失って、気が付いたら保健室のベッドで寝てて、クラスの皆に、

「泡吹いてた」とか「白目向いてた」とか言われて、「めっちゃ身体がガクガクしてた」とかも言われて、終いには「死ぬなよ!?」とまで言われるようになったんですよ。

でも私自身は全くもってケロッとしてましたね。
だって「発作を起こした記憶がなかった」訳なのですから。

この「記憶がなかった」というのは、私のてんかん発作を引き起こす原因が「右海馬」にあったからではないかなぁと思っています。
※海馬は記憶を司る部位と言われています。
てんかん発作が起こると原因と思われる脳の部位の機能が停止してしまうそうです。

因みに、後から後からジワジワと痙攣を起こしている時に見えた光景や音声などが蘇ってきます。

そして親が私に言った事が今でも鮮明に覚えています。

てんかんって周りに言いふらしちゃいかんよ。」

その時は何故かわかりませんでした。
そして学校の先生や当時の掛かり付け医までも口を揃えて「てんかんを隠して生きろ」と私に言ったのです。
理由はこうです。

「進学や、就職に不利になる。」

というものでした。
当時はそう言ったものが全く理解出来なかった私はとりあえず頷いておけばいいかと思っていました。

因みに高校受験の時は推薦を貰えるほど優秀でなくて、むしろバカでして、

「お前じゃバカすぎて第一志望に受からない」

とまで言われたのですが、それがムカついたので死に物狂いで勉強して、第一志望に受かってやりました(^w^)

高校の頃はてんかんを隠して生きるのが当たり前になっていました。
心を許せるのは「自分をてんかんだと知っている数少ない友人」のみ。
あとは全員敵、そんな位置付けでした。
そして私に「現実」を突きつける出来事が起こりました。

就職試験です。

私が第一志望に選んだ企業の就職試験で、自らがてんかんを患っていることを申し出たのです。
そして就職試験の健康診断で「産業医との問診」があるのですが、

てんかん持ちは向かないねぇ」

とズバリ言われてしまいました。

勿論結果は「不採用」でした。
次に受けた会社ではてんかんを隠して入社しました。

この時から私は隠して生きる事に徹底したのです。

この投稿をご覧頂いた方々に言いたいのは、

「皆さんが常識としているものは最早、過去の遺物」

だということです。

長々と書きましたがここまで読んでくださってありがとうございました!

てんかんを知ってみよう!

大佐です。
今回の投稿はてんかんについて詳しくお話しさせて頂きます。

1. どれほどあるか?

てんかんはどこにでもあるありふれた病気です。子どもから大人まで、どんな年齢にも見られますが、多くは小児期と高齢期に発病します。約8割の方は薬により発作は止まります。てんかん発作のために薬を飲んでいる患者さんの数は、人口1000人に8~10人程度と見られています。言い換えれば、わが国にはおよそ100万人の患者さんがいることになります。

てんかんは今日、およそ30のてんかん症候群に分類されています。そのなかには薬を飲まなくても自然に癒るものから、数年あるいはそれ以上薬を飲み続けなくてはならないてんかん、そしてどのような薬を服用しても発作がとまらない難治てんかんまでと様々です。脳の手術によって発作が完全に止まる、あるいは著しく軽くなるてんかんもあります。

2. どうして発作が起きるのか?

てんかんてんかん発作を繰り返し起こす大脳の疾患です。てんかん発作は、大脳の働きがいろいろな組み合わせで表れるので、その症状は多彩です。
しかし、ひとりの人の発作症状はほぼ一定していて、あれこれ変わることはありません。一定した形の発作が繰り返して起きることがてんかんの特徴です。

てんかんは、その原因から二つの群に分けられます。脳に器質的な変化がない特発性てんかんと、脳に器質的変化をもつ症候性てんかんの二つです。

そのどちらであっても、てんかんには共通した性質があります。それは大脳の神経細胞から一斉に出現する過剰な放電(発射)であり、その放電(発射)は脳波に記録される波-棘波(きょくは)として目で見ることができます。
てんかんに特有なこの脳波異常は、てんかん発作が起きている最中にはもちろん、発作がないときにも証明する事ができます。従っててんかんは、特有の発作を繰り返し、かつ脳波に棘波が表れる病気と言うことができます。

見かけの発作症状はてんかん発作に似ていますが、てんかんに含まれない病気があります。失神発作、アルコールけいれん、心因性発作、憤怒けいれん、夜驚症などで、これらの病気にはてんかんに特有な脳波異常は見られません。

また、脳波に棘波をはじめとするてんかん性異常が認められるものの、何の発作症状もない場合があります。
例えば、患者さんの身内の方に脳波異常が認められることがありますが、一生の間に一度も発作がなければ、てんかんということはできません。

同じ発作を繰り返し、かつ何らかの脳波異常を示しても、てんかんから除外される病気があります。例えば、進行性の脳腫瘍や急性の脳炎のためにけいれん発作が現れる場合があります。これらの急性・進行性の脳疾患が原因となって発作が起きる病気はてんかんとはいいません。

てんかんに発作以外の神経・精神障害が重複する場合があります。例えば、出生時の障害に引き続いて脳性麻痺や精神発達遅滞が現われ、これに重なっててんかんが発病する場合です。この重複障害はてんかんと同じ脳病変に基づくものです。
これとは別に、重いてんかん発作を繰り返し反復した結果、知的な障害や精神的な問題などが現われる場合があります。てんかんに重複する障害と発作症状のどちらが重いかによって、医療・処遇上の力点は変わってきます。

私達は誰でもなりうる病気を「知らない」で生きているのです。
私達は誰でも手に入れられる情報を「知らない」で生活しているのです。

「知ること」は怖いことです。

ましてや病気の事なんて知りたくないですよね。
だって「自分は病人です」なんて言えば周りの人達はどんな反応するか、想像すると怖いですものね。

私だってそうでした。そうやって10年近くてんかんを隠して生きてきました。
この事については次にお話しさせてください。

今回の投稿で頭にいれておいて欲しいのは、

「何事も知ることから始まる」という事です。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

はじめまして

大佐です

先ずはこの投稿をご覧になってくださった事に感謝をさせて頂きます。
ありがとうございます。

そしてはじめまして。

あなたは、てんかんって聞いてどんなイメージを持っていますか?

ぱっと思い付くのは、、、

「突然倒れる病気だよね?」とか、
「あのよく車の事故起こしてる病気だよね?」とか
じゃないでしょうか。

正解とか間違いとかを探そうと言うのでは無いんです。
上記の例は現実に起こっている事、起こってしまった事ですから。

私は12歳の頃にてんかんになりました。
そして周りに言われた言葉は、、、

「自分がてんかんであることは周りに知られてはいけない」

ということでした。
この事についてはまたの機会に詳しくお話しさせて頂きます。

この投稿を見てくださっているということは、
ご自身がてんかん患者だよ。という方、
身近な誰かがてんかん患者だよ。という方、
たまたま目に止まっただけだよ。という方だと思います。

さらに、ご自身や身近な誰かがてんかん患者で、毎日の服薬でも発作を抑える事が出来ず、

「どうしたらいいかわからん!とりあえず薬を変えても発作とまらんし、薬の量を増やして飲み続けるしかなくね!?」

という方がいる場合は私の話を参考にしていただけたら幸いです。

と言うのも、2015年の年末辺りの私がそうでしたf(^_^;
どう足掻いても発作が月に1回のペースで起こったんですよ。
※私個人の場合です。

少し話がずれましたが、

先ずはこの投稿を見てくださった方々は見識がとても広い方々だと言うことをお伝えさせて頂きます。

何故なら今や情報化社会で、個人が好きなことを好きなように発言できる場があります。

そんな中で、「掛かり付け医」の言うことだけを信じて処方された薬を飲み続けて「発作が止まらない」という現状が今だったとしたら、、、

何が言いたいかというと、「実体験」を話している人間がいる。というのを頭に入れておいて欲しいのです。

これから私の実体験をお話していきます。
「こんな人いるんだぁ~。」
程度の認識で読み進めて行ってください。

ここまで読んでくださってありがとうございます!
今後ともどうぞよろしくお願い致します!