隠して生きる
大佐です。
今回も私の投稿をご覧頂いてありがとうございます。
今回の投稿は私の過去の話しになります。
私は、12歳の頃(中学1年生)にてんかんを発症したのですが当時の私は、
「てんかんって何?おいしいの?」
くらいしか思ってませんでした。
だって聞いたことなかったですし………f(^_^;
学校で意識を失って、気が付いたら保健室のベッドで寝てて、クラスの皆に、
「泡吹いてた」とか「白目向いてた」とか言われて、「めっちゃ身体がガクガクしてた」とかも言われて、終いには「死ぬなよ!?」とまで言われるようになったんですよ。
でも私自身は全くもってケロッとしてましたね。
だって「発作を起こした記憶がなかった」訳なのですから。
この「記憶がなかった」というのは、私のてんかん発作を引き起こす原因が「右海馬」にあったからではないかなぁと思っています。
※海馬は記憶を司る部位と言われています。
てんかん発作が起こると原因と思われる脳の部位の機能が停止してしまうそうです。
因みに、後から後からジワジワと痙攣を起こしている時に見えた光景や音声などが蘇ってきます。
そして親が私に言った事が今でも鮮明に覚えています。
「てんかんって周りに言いふらしちゃいかんよ。」
その時は何故かわかりませんでした。
そして学校の先生や当時の掛かり付け医までも口を揃えて「てんかんを隠して生きろ」と私に言ったのです。
理由はこうです。
「進学や、就職に不利になる。」
というものでした。
当時はそう言ったものが全く理解出来なかった私はとりあえず頷いておけばいいかと思っていました。
因みに高校受験の時は推薦を貰えるほど優秀でなくて、むしろバカでして、
「お前じゃバカすぎて第一志望に受からない」
とまで言われたのですが、それがムカついたので死に物狂いで勉強して、第一志望に受かってやりました(^w^)
高校の頃はてんかんを隠して生きるのが当たり前になっていました。
心を許せるのは「自分をてんかんだと知っている数少ない友人」のみ。
あとは全員敵、そんな位置付けでした。
そして私に「現実」を突きつける出来事が起こりました。
就職試験です。
私が第一志望に選んだ企業の就職試験で、自らがてんかんを患っていることを申し出たのです。
そして就職試験の健康診断で「産業医との問診」があるのですが、
「てんかん持ちは向かないねぇ」
とズバリ言われてしまいました。
勿論結果は「不採用」でした。
次に受けた会社ではてんかんを隠して入社しました。
この時から私は隠して生きる事に徹底したのです。
この投稿をご覧頂いた方々に言いたいのは、
「皆さんが常識としているものは最早、過去の遺物」
だということです。
長々と書きましたがここまで読んでくださってありがとうございました!